No.30 起業と子育ては相性が良い! 好きな事で起業して社会に貢献するママ起業家が増える大阪に|特定非営利活動法人 女性と仕事研究所

SDGsでキラリ輝く大阪をつくる女性たち

No.30 起業と子育ては相性が良い! 好きな事で起業して社会に貢献するママ起業家が増える大阪に

2021年06月23日

松田 聖子(まつだ せいこ)さん
株式会社ウェストヘディング 代表取締役(大阪サクヤヒメSDGs研究会ジェンダー部会・働き方部会メンバー)

株式会社 West Heading 代表

1994年 高校2年生で単身アメリカ留学
1995年 アメリカの大学へ本格的に留学
1999年 カリフォルニア州 チャップマン大学 卒業
2001年 ワシントン州 バスティア大学院 入学
2004年 長女出産
2005年 株式会社 West Heading 創業

当初は子供の英語教室からスタートしましたが、2008年の観光庁発足と同時期に、より子育てをしながらも続けやすい「観光」「プロモーション」翻訳に事業軸を移す。
現在は、海外展開を目指す企業・行政の翻訳&プロモーションの他、企業の契約書や財務表などを翻訳する法務翻訳も行っている。


現在のお仕事の内容をお聞かせください。

海外事業展開を目指す企業・行政、またはインバウンド(訪日)事業を行う企業の翻訳をベースに、プロモーション戦略を外国人目線で支援しています。特に欧米向けのプロモーションに力を入れ、ネット上のプロモーションはもちろん、他に企業間で人脈を広げる事が出来るようなお手伝いをしています。

お仕事以外で、何か活動(趣味、地域活動など)をしていらっしゃいますか?

コロナ禍で家族で山歩き(ハイキング)をスタートさせました。
基本的に運動をするのが好きなのですが、激し過ぎず、でも気持ちよく体力づくりが出来る山歩きを週末は楽しんでいます。

これまでの人生を振り返ってみて、困難はありましたか?また、どうやってその困難を乗り越えられましたか?

男兄弟の中で育ち、男女平等に育てられ教育も受けましたが、出産を経て、日本に帰国し夫婦で同時期に仕事を探している時に、「お子さんが病気になった時は誰がお迎えに行くのですか?」と面接で聞かれたのは、私だけでした。まだ日本では子育て=夫婦共働きでも女性が担うものとの社会的風潮があるんだと感じ、ショックを受けると同時に、自分の中で湧き上がってくるものがありました。

そこで、9時~5時と出勤時間を他人から決められなくても、自分で事業を起こせば良いと一念発起して、得意分野で起業しました。

自分でビジネスをスタートした事で、子供たちの就寝後に働く事はあっても、時間のやりくりが出来た事で現役で働いていた実家の両親に頼る事なく、3人の子供たちを保育園とベビーシッターさんやファミリーサポートで乗り切る事が出来ました。
周りのママ友と呼ばれるお母さんたちにも恵まれたと思っています。

どんなビジネススタイルを選ぶかにもよりますが、子供がいる女性、子供を産みたいと思っている女性と起業はとても相性が良いと思っています。

SDGsに興味をもったきっかけは?

2018年頃からSDGsがビジネスでもよく聞かれるようになり、個人的に興味を持ったのと同時に、今後海外で活躍していきたいと考える企業様にとってもSDGsに取り組んでいるかどうかは、とても重要視されるだろうと思いはじめました。

大阪・関西の女性がキラリ輝くために、何が必要と思いますか?

思いを持って、行動すれば必ず結果はついてくると思っています。
女性が女性目線で大きな夢を描く事が大切だと思います。

女性はどうしても小さく夢を描きがちですが、他者の協力を得る事でより大きな絵を描く事ができると思っています。
1人や数名の思いが大きなうねりに変わった出来事は歴史上でもたくさんあります。
大阪には起業家精神とそれを育てる土壌が昔からあり、女性が活躍できる街だと思っています。
今後は、起業した女性が子育ても同時に楽しめる街になるように私も動いていきたいです。

さいごに、大阪・関西の女性にメッセージをお願いいたします。

私もまだまだ道半ば。大きな事を言える程の事を成し遂げていませんが、今後も大阪・関西の女性と共に経済を盛り上げていけるように、子育てもビジネスもやりやすい大阪を作れるように頑張っていきたいと思います。

ありがとうございました。

(取材:2021年06月/所属・役職名等は取材時のものです)

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