2020年06月30日
大阪生まれ。マーケティング会社勤務を経て、1986年創業、1989年株式会社アンティムを設立、代表取締役に就任。マーケティング調査や商品開発、通販ビジネスのコンサルティングで実績を上げる。2009年、当時の大阪府橋下徹知事によって、新設された都市魅力課の初代課長として就任。以後、大阪府政初の民間人採用の副理事兼都市魅力課長として3年間(2009年3月~2012年3月)府庁に。都市魅力課のメイン事業である「大阪ミュージアム構想」の推進と「御堂筋kappo」や「御堂筋イルミネーション」、「水都大阪・水と光りのまちづくり」、「大阪通販道場」、「大阪ミュージアムネットショップ」などの大阪府全体の都市魅力の創造と発信のためのさまざまな事業を推進。
2016年 第1回大阪サクヤヒメ活躍賞受賞。
2011年9月~2020年3月 大阪府立大学観光産業戦略研究所 客員研究員に就任。
2012年4月~現在 株式会社ハル(株式会社アンティムと2社合併により社名変更)
取締役副社長に。女性が戦力として働ける職場環境づくりと人材育成に力を注いでいる。
2015年7月~現在 ダイトーケミックス株式会社(東証二部) 社外取締役に就任
2015年4月~現在 一般社団法人日本BtoB広告協会理事
2017年4月~現在 一般社団法人総合デザイナー協会(DAS)常任理事
2019年4月~現在 実践。ブランディング研究会(iCL)事務局長
・山口県観光親善大使、・日本ダイレクトマーケティング学会会員、・日本マーケティング学会会員
・なにわなんでも大阪検定2級
著書に『小さな会社が通販で売上をぐんぐん伸ばす法』、『私と橋下知事との1100日』など多数。
今の仕事は経営ですが、お客様のプロジェクトメンバーの1人として会議に出席することもあり、ブランディングやダイレクトマーケティングの視点で発言をしています。
また、「実践。ブランディング研究会」の事務局として人文系の大学教授の先生方とマーケティングやブランディングに関わる出版やイベント、セミナーなどの推進を行っています。
ハルでは、主にBtoB企業様のブランディングに関わる企画やデザインを中心に、ウェブサイトの構築やCSRレポート、アニュアルレポート、商品カタログ、会社案内、インナーブランディングツールなどの制作をし、印刷まで行っています。
お客様の社長室や広報室のような機能が果たせるような会社を目指しています。
他にも、東京で「教育の今とこれからを考える会」の事務局をしており、高校や中高一貫校などの校長や教頭先生たちが集まる情報交換のための会を開催しています。元々、学校の広報の仕事も多く、何か先生方に貢献できたらと思い、ボランティアでお手伝いをしています。
今は、地域活動はしていません。近い将来は、地域のまちづくりに役立つ活動をしたいとは考えています。
趣味はクラッシックコンサートや演劇などのライブを観ることです。芸術が好きなのと、ライブの演出は、仕事の勉強にもなります。何が人を惹きつけるのかを学べます。
あとは、ベランダガーデニングです。緑や花が身近にあるのは、心が安らぎます。
経営者ですから会社を存続させるための困難は、人並みにありました。いつも、周りの人や神様や天使に助けられたような気がします。神様や天使というのは、目に見えない世界のことです。だから証明することはできませんが、いつも感謝しています。私は宗教の信者ではありませんが、世界は目に見えることだけではないと、信じています。スピリチュアリストになりたいですね。
きっかけが思い出せないほど身近になっています。新聞記事からだと思います。
大手企業がSDGsに取り組み始めたことを知って、ハルも取り組みたいと思いました。
また、ハルのお客様にも知っていただきたいと思い、SDGsについてお客様に話すようになりました。
そのきっかけになるように、SDGsのバッジをつけています。そのバッジですが、偶然、ニューヨークの国連本部に私の同級生がいて、その彼に、国連本部のブックショップでSDGsバッジを買ってもらい、送ってもらいました。
その頃は、国連のネットショップでもSOLD OUTで、私がつけていたSDGsバッジは、とても注目されました。
お蔭さまで、SDGsバッジから多くの人に、SDGsの話をすることができました。
いま、大阪サクヤヒメのメンバーとジェンダーの目標達成のために、活動しています。
世界経済フォーラムが今年発表したジェンダーギャップ指数は、153か国中、日本は昨年よりランクを落として121位。かなり頑張らないと、上位にはなりません。
上野千鶴子さんは、日本が変わらないなか、諸外国が大きく男女平等を推進しているから、その結果だと言っています。
私は、20代の時にマーケティング会社を創業しましたが、その頃は、日本で20代の女性社長は2%もいなかった。それこそ、男性の偏見と差別は言葉にしないでも、普通の日常でした。その頃の私は、私の後に続く女性たちのために、がんばらないと、と思ってました。
いま考えると、SDGsのジェンダーの目標は、自分ごとそのものです。いまも、男女の対立ではなく、男女平等というのは私のなかでは、空気のようなものです。
世界の偏見や差別のなかには、もっと悲惨なものもありますが、日本もかなり改善されてきたと思います。ジェンダーギャップは、日本の社会を本気で変えていかないと変わらないと思います。私たちの活動が、ほんの少しでも社会に役に立てばうれしいです。
現代は、インターネットとパソコンの普及で、仕事が楽になっている反面、複雑化していることや本音のコミュニケーションが不足し、心が疲れている人が増えています。これは男性の方が問題を抱えている人が多いような気がしますが、女性も例外ではありません。
大阪・関西の女性は、全国的に見ても気さくで明るい人が多いような気がしますので、心身ともに元気でいることが一番です。元気でいれば、日本中にメッセージを発信することもできますし、周りをも元気にします。
明るく楽しく、今を生きることが、キラリ輝くことにつながると思います。
人生キャリアを積んだ女性も、仕事のキャリアを積んだ女性も、大阪・関西の女性はおもしろいですよ。大阪サクヤヒメSDGs研究会のメンバーも、言いたいことを言いながらも、なんとなくまとまって、実行力はすごい!学ぶことや刺激がたくさんあります。気軽にこの研究会のイベントやサクヤヒメサロンに、参加してみてください。
今の自分を大切にして、ますます輝いてください!
ありがとうございました。
(取材:2020年06月/所属・役職名等は取材時のものです)